「春闘」という言葉を聞くと、最初に入社した、三菱系の会社を思い出します。
そのころは、先輩社員が会社と戦う姿を遠目からみるだけで、何が起こっているか全く理解できませんでした。(興味もなかった)
経営者となり、使用者の立場で労働者との関係を円滑に維持する必要性が出てきてからは、「春闘」の意味を深く考えるようになりました。
使用者側は、業績や将来性を考慮して、賃金を決めますが、労働者側とのギャップが必ず生じます。
労働者は、当然のことながら、高い賃金を要求します。
それぞれ、立場が違うのでギャップがあって当然なんですね。
経営者が考えることは、賃金を多く払えるビジネスモデルをしっかり考えることと、労働者に対して適正な評価をすることです。
頭をフル稼働させ、必死に儲かる仕組みを生み出し、それを実行し、多くの収益を得ることで、多くの賃金を労働者に還元します。
そして、労働者に還元する賃金の分配を公正に行うことです。
これを、日々怠ることなく、継続することが経営者の役目です。
2007年3月7日