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適応能力

11月も後半に入ってきて少し気忙しくなってきました。

 

そんな中発表されたGDP速報値。

 

政府や日銀があの手この手を打った結果

年率1.6%減のマイナス成長。

 

専門家の方々の予測を下回り

各報道機関は「GDPショック」などと景気低迷ぶりを一斉に報道しています。

 

景気が回復している実感のない中で当たり前の結果だと思うのですが・・・。

 

経済学の基本原則として

「欲望の非飽和性」と「資源の相対的希少性」いう言葉があります。

人の欲望は満たされることはない。

どんなに多くの物を買ってもサービスを受けても満足しない。

資源には限りがあり希少なものほど価値がある。

それらを上手に分配することで経済が成り立っているということです。

 

もうこの基本概念から間違っていると思うのですが。

 

現在は

「限られた財の中で欲望を満たしている」

と考えるべきでは。

 

「自分の楽しめる範囲で生活をする適応能力者が多くなった」

ってことだと思います。

 

私が経済を語ってもGDPに全く影響を与えないので・・・。

 

今日、新入社員が入社しました。

有望な人材ですので、すくすく成長してくれることを期待しています。

 

当社は、上場企業のような高い給与や賞与を払えません。

 

当社に入社してメリットがあるとすれば

最先端の技術を習得できる。

休みは多く、残業は少ない。

 

先端技術を要求される仕事が多いので

自然と身に付きますし、教育のプロセスもできています。

 

あと、平日の就業時間内に集中して仕事を終わらせて

休日はちゃんと休む。

 

会社のデメリットとして

「仕事がたくさん来るけど断らなければならない。」

「技術を身に付けた社員が退職して独立したり留学や大学に行ったりしてしまう。」

ってこともあります。

 

社長としては来る仕事は全部やってもらいたいのですが

無理して体調を悪くするほうが心配。

 

それと個人が成長するために退職するのはOK。

(でも、正直辛い。)

 

最近、ブラック企業で名が挙がっていた企業が軒並み赤字になっています。

 

経営者の気持ちとしては、名もなき中小企業から

大企業へ成長させるために、社員へ無理な要求しなければならないことも分かります。

 

でも、そんな時代はもう終わったのかもしれません。

 

当社は庶民企業として長く生存することを選択しました。

 

その為には、やっぱり健康が第一です!